1921年(大正10年)12月18日、山口千代子は京都に生まれ、幼少期から結婚するまでは石川県大聖寺で過ごしました。
1930年(昭和5年)頃、伯父の菅野和三郎が林忠次郎先生と出会い、靈氣療法を学んだことにより、親戚の多くが靈氣療法を習得しました。
1938年(昭和13年)、女学校を卒業した千代子は、大聖寺に訪れた林忠次郎先生の講習会に参加、靈授を受け、靈氣療法を習得。以後、林先生が来られるたびに講習会に参加し、研鑽を積みました。
1942年(昭和17年)、結婚を機に満州に行きますが、敗戦後に帰国。幼い子供を抱えながらの戦中戦後でしたが、靈氣と共にあらゆる苦難を乗り越えました。
1951年(昭和26年)夫と共に京都に移住、翌年四男忠夫が誕生し、四児の母となります。「子育てにこんなに便利なものはない」との言葉通り、家庭療法として靈氣を大いに活用。また家族だけでなく、隣近所の方にも靈氣を実践、その効果に大層喜ばれました。その後も千代子の人生は常に靈氣と共にありました。
1990年代後半、林忠次郎先生から直傳で靈氣を学び、靈氣療法を実践し続けた千代子の存在が知られるようになり、2000年(平成12年)、当時の講習会を再現した「直傳靈氣セミナー」を四男忠夫と開催することとなりました。
2003年(平成15年)、その天寿を全うするまでの間に多くの方に靈授をし、靈氣療法を伝えました。多くの方が直傳靈氣を学び、喜ばれる姿に、自分と靈氣を引き合わせてくれた林忠次郎先生と伯父の菅野和三郎に最期まで感謝をしていました。60年以上にも及ぶ山口千代子の靈氣の経験は、今も直傳靈氣の中に存在しています。

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第2回の直傳靈氣セミナー

フランクアジャバペッターと千代子先生

Amanda Jayne 千代子先生とハグする!

この写真は私が2002年10月、初めてセミナーに参加した時に写したものです。親しみやすく温かい、愛にあふれた千代子先生にどうしてもハグしたくなってしまった私。日本ではそんな習慣がないことは知っていたので、勇気をふりしぼってお願いしたところ、先生は「いいよ」と気さくに言われてホントに素敵なハグをして下さいました。一生忘れません。

Amanda Jayne 2003年、師範格認定

2003年、千代子先生のご指導のもと、師範格養成コースを受講しました。師範格のレベルを学ぶことにワクワクしたのと同時に、クラスは私一人だったこともあり、先生の目が私に集中するので緊張もしましたが、千代子先生も忠夫先生もとても優しく教えて下さったので、すぐにリラックスできました。この写真を見るたびに、先生方から学ぶことができたことへの感謝の気持ちが湧いてきます。

廣田 郁子
平成15年4月、師範格養成コースを終えて修了書を授与される。

山口先生から 靈授を習ったこの日は、本当にエキサイティングな一日となりました。今もなお、千代子先生の靈授は忘れられません。先生の手はとても可愛らしい小さな手なのに、靈授の時の先生の手はとても大きく感じられました。
千代子先生のように、生涯、靈氣や靈授ができるように努めて行きたいと思います。ありがとうございました。

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